築地の初セリでマグロ一匹1億5千万円がついたというニュース
この価格で競り落とすと、売るには寿司の大トロ一つ4万円にしないと採算が取れないそうだが、業者は当然そんなことはするはずもなく、420円で売られるらしい。
多くのメディアは、これを話題作り・宣伝広告の一手法だと捉えたし、それはその通りなのだけど、もう一つ忘れてはいけない視点がある。漁師さんへのメッセージだ。
最高のマグロを出荷してくれたら、一億で買うよと・・・
青森県大間町は下北半島の北端にある。人口6300人ほどで主産業は漁業。他に目ぼしい産業はなく、MOXを使う大間原発が建設中である。大間町のおかれた立場を説明するには、これだけで十分だろう。
そんな大間町のマグロ漁師さんたちのとった中から、昨年は5000万円、今年は一億五千万円で売れたマグロが出た。宝くじを買うよりも大金を得るチャンスがある。業者は宣伝と同時に、そうしてたメッセージを産地に送っているのです。
実はこうした業者の採算を度外視した競り落としは、農業分野でも多い。最高のものを作ったらぼろ儲けできるチャンスがある。そんな業者のメッセージは、農家の意欲を下支えしているのも確かなのですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿