夏になりました。
家畜舎は暑さ対策の他、ハエなどの虫対策をやらなきゃならなくなります。特に蝿蚊が重要ですね。蚊に関しては動物用蚊取り線香の使用が定番ですが、ハエ対策はなかなかベストの策がない。殺虫剤は下手にまくと家畜に影響が出るかも知れないからです。
火も水も使わない家庭用の殺虫剤なんか、外気を導入しなけりゃならない家畜舎では効果なんかないし、吊す形のハエ取り紙は、最近は探すのも難しくなってきています(探せば手に入りますけどね)
そんな中、現状ではこれがベストではないかと思えるものを見つけました。
サランラップほどの幅のあるハエ取り紙です。現在、我が牛舎ではまだハエは出てこなくてブヨみたいな虫がいるのですが、とれることとれること・・・。一回目は二日で白地が見えなくなるくらいとれて、2回目二日目はこんな具合
三回目に敷いたのこんな感じで、ほぼいなくなりました。これから出てくるハエにも威力を発揮してくれるでしょう。
長さは10メートルあって、サランラップのようにカットして自由な長さで使えます。
もともと家畜舎用に作られていますが、 家畜舎虫対策としてはベストな商品じゃないでしょうか。
2013年6月26日水曜日
2013年1月6日日曜日
マグロ一億五千万円の意味
築地の初セリでマグロ一匹1億5千万円がついたというニュース
この価格で競り落とすと、売るには寿司の大トロ一つ4万円にしないと採算が取れないそうだが、業者は当然そんなことはするはずもなく、420円で売られるらしい。
多くのメディアは、これを話題作り・宣伝広告の一手法だと捉えたし、それはその通りなのだけど、もう一つ忘れてはいけない視点がある。漁師さんへのメッセージだ。
最高のマグロを出荷してくれたら、一億で買うよと・・・
青森県大間町は下北半島の北端にある。人口6300人ほどで主産業は漁業。他に目ぼしい産業はなく、MOXを使う大間原発が建設中である。大間町のおかれた立場を説明するには、これだけで十分だろう。
そんな大間町のマグロ漁師さんたちのとった中から、昨年は5000万円、今年は一億五千万円で売れたマグロが出た。宝くじを買うよりも大金を得るチャンスがある。業者は宣伝と同時に、そうしてたメッセージを産地に送っているのです。
実はこうした業者の採算を度外視した競り落としは、農業分野でも多い。最高のものを作ったらぼろ儲けできるチャンスがある。そんな業者のメッセージは、農家の意欲を下支えしているのも確かなのですね。
この価格で競り落とすと、売るには寿司の大トロ一つ4万円にしないと採算が取れないそうだが、業者は当然そんなことはするはずもなく、420円で売られるらしい。
多くのメディアは、これを話題作り・宣伝広告の一手法だと捉えたし、それはその通りなのだけど、もう一つ忘れてはいけない視点がある。漁師さんへのメッセージだ。
最高のマグロを出荷してくれたら、一億で買うよと・・・
青森県大間町は下北半島の北端にある。人口6300人ほどで主産業は漁業。他に目ぼしい産業はなく、MOXを使う大間原発が建設中である。大間町のおかれた立場を説明するには、これだけで十分だろう。
そんな大間町のマグロ漁師さんたちのとった中から、昨年は5000万円、今年は一億五千万円で売れたマグロが出た。宝くじを買うよりも大金を得るチャンスがある。業者は宣伝と同時に、そうしてたメッセージを産地に送っているのです。
実はこうした業者の採算を度外視した競り落としは、農業分野でも多い。最高のものを作ったらぼろ儲けできるチャンスがある。そんな業者のメッセージは、農家の意欲を下支えしているのも確かなのですね。
2012年8月30日木曜日
ワルナスビは弱体化している?
草を刈っていた途中で撮影した写真。写真をクリックしたら拡大します。
写っているのは、ワルナスビという雑草。ナス科でトゲがあって、深いところまで根を張る。そして除草剤が効きにくいと言われる(個人的にはそんなことはないと思うが)外来の雑草だ。
この雑草、種が飼料に混じって入ってきて、家畜が食べても種が消化されず、家畜糞から堆肥を作るときに殺しきれなかったのが散布されて広がった。それが問題になって現在は飼料会社かどこかで除去されて入ってくることはない。よって今生えているのは、日本に来てから何年もたつ子孫しかいない。
ワルナスビの環境適応力はすごいもので、本来は20センチから30センチ程度の高さにしかならないのに、周囲が背の高い雑草だらけだと日光を求めて必死に伸びて1メートルを超えることもある。逆に手入れが良くて10センチも伸びないうちに刈られてしまうような環境では数センチ伸びたところで花をつけ、種を作るという頭の良さを持っている・・・はずだった。
ところが近年見かけるワルナスビは、以前と比べて弱々しく見える。なぜかというと、以前と比べて茎が細いことが多い。競合がない(他の草が繁殖していない)ところでは以前同様に茎が太いが、写真のように他の雑草と競合するようなところだと茎が細くなっている。
この写真を撮った場所は、背の低い雑草しか生えていなくて、草刈りをサボって二ヶ月近く放置していた畦である。これくらい放置していると、以前ならもっと大きく成長しているはずなのだが、周囲のオヒシバに栄養取られて圧倒されているように感じになっている。見るからに、か弱い・・・と言っても、手で引こうとするとトゲがささって痛いw
全国的にも見られる現象なのか、うちの周囲でしか見られないどうか知らないが、ワルナスビは、世代を重ねるごとに弱くなっているような気がする。
同じく外来種であるセイタカアワダチソウもそうだった。入ってきた時は猛烈な繁殖力にみんな驚いたが、今ではあまり目だだない。
2012年7月19日木曜日
農業で年収一千万円稼ぐには
ダイヤモンド社発行の「週二日働いて 農業で1000万円稼ぐ法」という本の影響で、年収1000万円を売り文句にする就農ガイドがいくつか出版されています。
アマゾンの書評を見ていると、どうしたら1000万円の利益が取れるのか不明確だと不満を漏らす方が何人かおられます。そういう人は、拙著「農業で儲けたいならこうしなさい」を読むのが一番適切なのですが「年収1000万円」とうたわないとわかってもらえないかも知れません。
それはともかく、農業年収1000万円本大好きな人が案外ご存じないことがあります。
年1000万の所得をあげる農家は、実はそんなに珍しいわけではありません。
じいちゃん+ばあちゃん+父親+母親と四人の労働力がある農家の場合、一人平均年収250万円とれる仕事をすれば、トータルで1000万円に届きます。実際は専業農家であっても子育てに忙しい母親は手伝い程度しかできないとか、ばーちゃんが体を悪くしたとか、いろいろ各農家の事情があるので、実際は労働力3人でトータル1000万円が現実的な数字となることが多いでしょう。
ただし、農業をやりたいと思う人が考える年収一千万とは、一人、ないしは奥さんと二人で1000万円の所得をあげることを想定していると思います。
奥さんは家事育児があるので農業に全力を振り向けることができないことが多いと考えると、男一人で800万+奥さんの手伝いで200万で1000万、あるいは一人で1000万円とれる農業はどんな農業なのか知りたいということになるのでしょう。
このテーマ、私は書くことはできます。こんな農業をしたら一人で1000万円稼げると、実例を交えつつ作物別のパターンを提示することはできます。でも「誰でも年収1000万円」とは書けませんね。1000万円とろうとしたら、やはりそれなりの優位性がないと難しいですね。
本にできるほどの分量はないので、電子出版してみようかなと思ったりします。しかし世間にあふれる「電子出版=紙の本より安い」というイメージの通りに値付けをし、ボリュームを考えると180円くらいしか値段がつけられない。たぶん現状一番高い印税率7割をとるとすると儲けは126円。1500円の本の印税1割の150円にも届かない。
電子出版は紙の本よりも制作コストが低いですが、急速に拡大しそうなものの現状では市場がべらぼうに小さいため、紙の本を出すより儲からないのが実態です。iPadなどのタブレットやスマートフォンは大ヒットしていますが、そうしたプラットフォーム上で本を読む人はまだまだ少ないからです。
要は、電子出版だと儲かると思える値付けをして、買ってくださる方がいらっしゃるかどうかが問題なわけです。
そんなわけで、「1000円出しても読みたいぞ」と言う方がいらっしゃったらコメントをください。ある程度需要が見込めるなら、本当に作ります。
2012年7月1日日曜日
新規就農に一番必要な「調べる力」
さる筋から、新規就農を目指してある農家で研修している若者が、このままでは就農できそうにないということで、どうすればいいのか相談を受けた。この若者とは面識があるが、就農は無理だろうと思っていた。不幸にもその通りになったわけだ。
この若者に、就農は無理だろうと考えた理由は簡単で、情報収集力がなかった。大都市に住んでいるから、大きな本屋に行けば農業関係の本はたくさん見つかる。ネットも不自由なく使える。本気で情報収集をしていたら、私の名前を聞いたところでピンとくるはずだ。
いや、私の名前が出てこなくてもいい。他の就農ガイドを書いている人を知っていてもいい。ところが就農ガイドの本一つ読んだことがない様子だった。もちろん、拙著「農業に転職する」を読まないかとすすめたけど、読んでないだろうな。
農業を知らない人に、またまた知り合いの農家を紹介され、弟子入りした。弟子入りした農家は特殊な分野では優秀だが、人を育てたり就農の支援ができるようなタイプの農家ではない。私の本を読んでいたら、こんな安易な方法で研修先を選んだりはしない。特異な農家での研修するのではなく、自分のやりたい農業を見定め、必要な技術を習得できる農家や就農支援機関を調べて見つけようとしないからこうなる。
結局、この若者は就農をあきらめ、会社勤めに戻ったという。当然だと思う。
経営コンサルタント会社にいた時、私は多くの業種のことを調べたが、業種によっては資料がそろわず、結局その業界にいる人に話を聞くしかないことも多かった。しかし業界の中にいる人でも、業界全体を把握し、業界外の人に解説することができる人はほとんどいなかった。
農業は、業種を理解するのに容易な資料はあふれている。よほどマイナーな作物や販売法でなければ、たいてい栽培法から市場規模から収益性、農家の生活など手に取るようにわかる。こんなに資料がそろいやすい業種はないと思うほどだ。当然、自分のやりたい農業が定まれば、どこの誰が自分にとってよい研修先になり得るかも、すぐわかる。
それほど資料に恵まれているのに資料一つ調べないで、安易に「農家に弟子入りしたら」「支援機関で相談に行ったら」なんて思う人は、就農などあきらめた方がいい。
ただ、思う。簡単に調べられることを調べない者に未来はないが、そんな人はたくさんいるのだ。そうじゃなくて、彼らは「調べ方」を知らないのかもしれない。新規就農に限らず、どんな分野の仕事を志すのであれ、自分が知らないことを調べる技術は必要だと思う。
試しに「調べる技術」で検索したら、多くの本がヒットした。新規就農が困難なのは、志望者の「調べる力」の不足が一番の原因のような気がする。
2012年6月21日木曜日
消防団とAppleStore
消防団員は、AppleStoteで、公務員割引が使える。
消防団員の法律的身分は、非常勤特別職の地方公務員で、AppleStoreの公務員割引を得られる身分でもあるんですなこれが。
消防団員の法律的身分は、非常勤特別職の地方公務員で、AppleStoreの公務員割引を得られる身分でもあるんですなこれが。
実際、これで私も買っていたりします。私の場合、AppleStoreに身分証明は求められませんでしたが、事前に用意はしておきました。身分証明書類は消防署に「私が消防団員であると証明する書類を出して欲しい」と言えば、出してくれます。
2012年5月9日水曜日
軽トラックと静粛性
軽トラックは、どのメーカーのものでも似た形をしています。しかし、よく見るとメーカーによってかなりの違いがあります。
そのあたりの詳しいところは、軽トラック研究会のサイトをご覧になっていただくとして、誰が乗っても明らかにわかるメリットがホンダ・アクティとスバル・サンバー(〜2012/2までのモデル)にはあります。
それは、 後ろにエンジンがあるため、運転席(キャビン)が静かである。
ということ。アクティは後輪の前にエンジンがあるMR(ミッドシップ)、サンバーは後輪後ろにエンジンがあるRR(リアエンジン・リアドライブ)です。前者は多くのスーパーカー、後者はポルシェ911が伝統的に採用する駆動形式ですね。
そんなわけで、軽トラックと言えどもこの二つは、車高が高くてパワーがないスポーツカーみたいなところがあって運転が楽しいのですが、何より大きなメリットは、この運転席での静粛性なのです。
一般的なFR(フロントエンジン・リアドライブ)の軽トラックは、座席の下にエンジンがあります。シートを上げるとエンジンが出てくるくらいですから防音なんかあってなきがごとし。だから時速80キロも出すとエンジンがうるさくてラジオが聞こえない。ラジオを聴くには相当ボリュームを上げなきゃならないとなります。
しかし、アクティやサンバーはエンジンが運転席よりも離れており、キャビンが遮蔽物になるので静かになるのです。下手な乗用車よりも静粛性は上かも知れません。当然100キロ出してもラジオは普通に聴けます。長時間運転するとき、この差は大きいものがあります。疲れ方が違います。
バンも同様な傾向がありますが、遮蔽物がありませんからその分うるさいです。ついでに言うとFRはエンジンの発熱も運転席に上がってきて熱くなることがあるようですが、MRやRRでは当然そうはなりません。このあたりは、もともと軽トラックはキャビンが狭い分。冷暖房はよく効くのであまり気にしなくてもいいでしょう。私自身FR軽トラックを長年使っていましたが、気になったことはないです。
同様に、荷台の下にエンジンがある軽トラックは、暖めるとまずいものを積むとき不利になると言われますが、これも実際はほとんど問題にならないでしょう。生鮮作物を積んで走るにしても、普通は短時間ですから、むしろ直射日光の方が作物にダメージを与えるのではないでしょうか?気になるなら、断熱材を荷台に敷けばいいだけです。
かようなわけで、軽トラックはFRよりもMR、RRの方がよいと思っているのですが、唯一のデメリットは価格が高いこと。グレードにもよりますが、10万円ほど高くなるようです。 日々の快適性のために10万〜15万を出す気になればいいのですが、そういう人は少ないためホンダもスバルも販売は苦戦していました。RRのサンバーがなくなった現在、ホンダのアクティが販売を伸ばすといいんですが・・・。
そのあたりの詳しいところは、軽トラック研究会のサイトをご覧になっていただくとして、誰が乗っても明らかにわかるメリットがホンダ・アクティとスバル・サンバー(〜2012/2までのモデル)にはあります。
それは、 後ろにエンジンがあるため、運転席(キャビン)が静かである。
ということ。アクティは後輪の前にエンジンがあるMR(ミッドシップ)、サンバーは後輪後ろにエンジンがあるRR(リアエンジン・リアドライブ)です。前者は多くのスーパーカー、後者はポルシェ911が伝統的に採用する駆動形式ですね。
そんなわけで、軽トラックと言えどもこの二つは、車高が高くてパワーがないスポーツカーみたいなところがあって運転が楽しいのですが、何より大きなメリットは、この運転席での静粛性なのです。
一般的なFR(フロントエンジン・リアドライブ)の軽トラックは、座席の下にエンジンがあります。シートを上げるとエンジンが出てくるくらいですから防音なんかあってなきがごとし。だから時速80キロも出すとエンジンがうるさくてラジオが聞こえない。ラジオを聴くには相当ボリュームを上げなきゃならないとなります。
しかし、アクティやサンバーはエンジンが運転席よりも離れており、キャビンが遮蔽物になるので静かになるのです。下手な乗用車よりも静粛性は上かも知れません。当然100キロ出してもラジオは普通に聴けます。長時間運転するとき、この差は大きいものがあります。疲れ方が違います。
バンも同様な傾向がありますが、遮蔽物がありませんからその分うるさいです。ついでに言うとFRはエンジンの発熱も運転席に上がってきて熱くなることがあるようですが、MRやRRでは当然そうはなりません。このあたりは、もともと軽トラックはキャビンが狭い分。冷暖房はよく効くのであまり気にしなくてもいいでしょう。私自身FR軽トラックを長年使っていましたが、気になったことはないです。
同様に、荷台の下にエンジンがある軽トラックは、暖めるとまずいものを積むとき不利になると言われますが、これも実際はほとんど問題にならないでしょう。生鮮作物を積んで走るにしても、普通は短時間ですから、むしろ直射日光の方が作物にダメージを与えるのではないでしょうか?気になるなら、断熱材を荷台に敷けばいいだけです。
かようなわけで、軽トラックはFRよりもMR、RRの方がよいと思っているのですが、唯一のデメリットは価格が高いこと。グレードにもよりますが、10万円ほど高くなるようです。 日々の快適性のために10万〜15万を出す気になればいいのですが、そういう人は少ないためホンダもスバルも販売は苦戦していました。RRのサンバーがなくなった現在、ホンダのアクティが販売を伸ばすといいんですが・・・。
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